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コスタリカ地図(宿泊地は白抜き) {地図を拡大} |
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2月18日(1日目)岡山→成田→ダラス→サンホセ
岡山からの3名と合流。在京の4名計7名でアメリカン航空(AA#60,19:00)で成田を出発。
まだ見ぬ鳥を期待しながら長丁場の旅は始まった。もともと機内では寝ることが出来ないし、子供のような遠足前の興奮のためか一睡も出来なかった。久し振りの徹夜勤務をすることとなった。
ダラスでアメリカン航空(AA#2167)に乗り継ぎ最終目的地に向かう。順調な飛行であったがサンホセに近づいた頃、機体が揺れ眼下では稲妻が飛び交っていた。
無事にサンホセに着き、今回の現地ガイド露木さんと運転手カルロスさんの出迎えを受けた。路面はお湿り程度に雨が降ったようだ。
ホテルには現地時間で23時頃到着。明日からの探鳥に備え早々の睡眠となった。
コスタリカ
九州+四国位の面積に約430万人が住み、国立公園や保護地域が国土の1/4以上ある。
気候は大まかに4地域に分かれ今回の探鳥では各地を網羅した探鳥旅行になっている。
@ 太平洋岸北部熱帯乾燥林地域:プンタレナスの北ラ・エンタナーゼ保護区周辺。
A カリブ海側熱帯雨林地域:コスタリカ北東部サラビキのラ・セルバ自然保護区。
B コスタリカの1500m以上の中央山岳地帯:アメリカンハイウェイと熱帯雲霧林のサベグレ付近で探鳥。
C 太平洋岸南部熱帯雨林地域:サン・イシドロ付近とロス・クシンゴス野鳥保護区。
2月19日(2日目)サンホセ→ラ・エンセナーダ保護区(走行距離220km)
夜明け前に朝食。暗い中アカエリシトド、バフムジツグミ、アイイロツバメを確認できた。
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天気良好、三宅夫妻も合流し総勢9名が6時50分ホテルを出発。サンホセ中心部への車は渋滞しているが、我々は反対方向に車を進める。車窓から桜に良く似たピンクの花(ローブレ・サバナ)があちこち咲いているのが見えた。
車中で、露木ガイドから行く途中の道路側でケツァールが見えるところがあるとの話、半信半疑でいたが車が止まり何の変哲もない所で降りると、道路下に野生のアボガドの木があり今回の旅行で是非撮影したいと思っていたケツアールが数羽いるのにはびっくりした。
探鳥開始から約40分後最初に見た鳥がケツアール、興奮しながらカメラのシャッターを押しまくった。
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車中からヒガシマキバドリやドングリキツツキを間近で見ることが出来た。最初のドライブインで下車。真下の餌台を見ると綺麗な色のギンノドフウキンチョウの群れ、頭の赤色が映えるズアカゴシキドリやソライロフウキンチョウ、赤頭巾を被ったようなベニエリフウキンチョウ等も来ている。使用図鑑の表紙になっているキバシミドリチュウハシもこちらを気にしながら出てきた。数種類のハチドリも飛び回っていた。外に出るとアイイロツバメやクビワアマツバメが多数飛ぶ。腰を落ち着けて見れば多くの鳥を見ることが出来そうだ。
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昼食のため休憩、待ち時間にアカエリサボテンミソサザイ、コスタリカキビタイシマセゲラ、上空ではコンドル類も多く飛んでいた。側の木ではハキリアリが葉を地上に運んでいた。
途中オロティナ公園に立ち寄りシロクロヒナフクロウ、バフムジツグミ、尾の長いオナガクロムクドリモドキなどを見る。
目的地に向かって走ると、道路左側の高い木に何かが止まっている。見ると目の周りが赤いカラカラだ、早速撮影をする。
目的地に近くなりがたがたな脇道を進む、左右は牧場用地に使用されており草地や木々のある林が続く。ズグロハグロキヌバネドリやアオマユハチクイモドキが見やすい所に止まる、一本の木にはハイイロノスリが止まり胸の横斑の黒縞がはっきり見える。ハト類とも遭遇しゆっくり歩けば多くの鳥もいるようだが、目的地ラ・エンセナーダ保護区に急いだ。
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保護区手前で下車し再び探鳥開始。オリーブタイランチョウ、エンビタイランチョウが草地に止まっていたが飛び立ち反対側に止まる。
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奥の草原から池に向かう。途中の木ではムナフ、ズアカ、ボルチモアムクドリモドキ等のムクドリモドキの仲間やアオムネマンゴーハチドリが木に咲く花に来ており、ムシクイ類も見られる。水量の少ない池ではアメリカレンカク、アメリカムラサキバンや木にはオオダイサギやアメリカヘビウも止まり長い首を出している。向こう側の砂地ではミカズキシマアジ4羽が休息羽の手入れをしていた。薄暗くなり今日のロッジに到着。
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部屋から食堂に向かうと左手前方に海が見える。食堂の前で人だかりしており木の上にヤマアラシがいるとのことだったが、暗すぎて撮影は出来なかった。夜中はフクロウ類の声やカエルの声が聞こえた。
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2月20日(3日目)ラ・エンセナーダ保護区→サラピキ(走行距離226km)
5時半保護区内の探鳥を開始、まだ薄暗くズグロハグロキヌバネドリ、アオマユハチクイモドキ等鳥がいても撮影にはいい条件ではなかった。小さなアカスズメフクロウ(15cm)が高い木に止まっており撮影するが写真はぶれていたがゆっくり見えた。
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保護区内の草地に探索開始カンムリサンジャクや、ヒガシマキバドリ、アカエリサボテンミソサザイ等を見る。
カンムリサンジャクは木の上の巣で抱卵中か尾羽が巣外に出ている。干上がった小さな池では枯れ木にシロオビミドリツバメが2羽止まっている。
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露木ガイドが草むらの下で動くチビミチバシリを見つける。木の枝に2羽が出て来て休息。眉斑があり黒目の周りが黄色と青色のツートンカラーでクチバシは黄色とオシャレ。明るい所で見ることは稀な鳥とのこと、終わってみれば同じポーズを100枚近く撮っていた。
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ヒメキヌバネドリも前と後ろ姿をじっくり見せてくれた。オナガセアオマイコドリがいないかと行くが残念ながら雄はまだダンスをする時期には早いのか、雌が木の上に出てくれた。
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近くではアカエリサボテンミソサザイ2羽が巣材運びを頭上でしていた。その他にキイロアメリカムシクイ、アオムネマンゴーハチドリ、メキシコインコ、コボウシインコ、キエリボウシインコ等を見る。
朝食を食べに食堂に、カンムリサンジャクが餌探しで食卓に来たりしている。側の大木に枝葉に隠れてクーパーコノハズクがいた、違う木には真っ黒な毛のホエザルの子供がいた。
宿舎南の沖には大きな干潟が出来ておりチュウシャクシギやヒメアカクロサギがいた。もう一泊出来れば海鳥の種類も増えることだろう。
食事をしてから10時過ぎにサラピキのラ・セルバ保護区に向かって出発。
サンホセの盆地を越えカリブ海側へ行程だ、カリブ海側の峠を越える頃には雨が降ってきた。峠を降りると今までの光景と少し違う。赤土しか見えてなかったものが、草木に覆われている。西と東の気候の差を表していた。
枯れ木に胸に横斑があり腰周りが赤いコウモリハヤブサが止まっていた。早速車をとめ、かなりのスピードで走る車に注意しながら撮影。
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途中で電線に止まるオオハシノスリを車中から見ながら、ズグロトラフサギのポイントで下車、川にある石に止まっていた。河原の草花にはチョウやトンボも止まっていた。
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午後3時半OST熱帯研究所が保護するラ・セルバ保護区に到着した。早速探鳥開始オオツリスドリ、クリガシラツリスドリがオレンジ色の花が咲くポロ(木)に止まっている。
森林にいると言われるオオホウカンチョウが地面で餌をとっている。そのうち2羽になり争っていた。クロズキンムクドリモドキやテレビのアンテナにオビナシショウドウツバメが止まっている。
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ハイバラエメラルドハチドリが飛び回っているが枝でも休んでいる。木の梢には飾り尾羽の長いシラガフタオタイランチョウが止まって時々飛んで虫を捕っている。近くの川には花もあり蝶やトンボが止まっていた。
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夕食後宿舎に向かう、暗い道で境界柵にメガネフクロウが止まっていたが見る前に飛んでいってしまった。
部屋に荷物を置き、オオヨタカがいるポイントに行った。電灯下の杭にオオヨタカが止まり、時々電灯に来る虫を飛びながら捕まえていた。暗いので撮影には不向きだがじっくりと見ることが出来た。夜中に鳴き声は部屋にも聞こえ個体数は多いようだ。
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2月21日(4日目)ラ・セルバ保護区
まだ暗い5時半より探鳥開始, 終日ラ・セルバ保護区内での探鳥。暗いため撮影は無理だが木の上には,ハイガシラヒメシャクケイ,カンムリシャクケイやポロの花にはオオツリスドリが来ている。カワリヒメウソ,ワキチャアメリカムシクイ等も木々の間で動き回る。
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熱帯雨林内のトレイルへ。セアオノスリが止まっている同じ木にサンショクキムネオオハシが動き回っている。ヒロハシハチクイモドキが木の枝に止まりじっとしており、違う場所では尾羽を短くすればカワセミに良く似たアカオキリハシが枝に止まっている。
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木をリスのように動き回るリスカッコウも至近距離で観察できた。ヒメキヌバネドリも枝にじっとしており次から次と出てくる。体全体に黒い横縞のあるサザナミアリモズやズグロイカル,シロクロマイコドリ雄も木々の間から見ることが出来、木の枝には大きなグリーンイグアナが休息中だった。
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林縁近くではイチゴ色の小さなイチゴヤドクガエルを発見。昔、矢の先その分泌物を塗るのに利用した毒ガエルだ。ホオグロミヤビゲラがいる。
蝶やトンボを見るため近くを探索。白い花、赤い花にドクチョウや普通のチョウが飛び回っているが中々止まらない。トンボもイトトンボが多くハッチョウトンボクラスも草の葉に止まっている。
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昼食時にユミハシハチドリが食堂に入り込み飛び回る。ドア等を開けるが逃げることが出来ず、弱ったところを研究所の学生が保護し砂糖水を飲ませ無事飛んでいった。
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日中の暑い盛りは部屋で休憩。ベランダから鳥見を行った。裏に林がありシマガシラキバシリやカオジロブユムシクイ,ズグロイカル,カワリヒメウソなどがいた。
昼の休憩後、再び保護区内の別のトレイルで探鳥。吊り橋の手前の木にチビオニキバシリうろうろ。横から見ると尾羽で身体を支えているのがよく見えた。
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吊り橋を渡る時は揺れるためやや気持ちが悪い。渡りきるとオグロキヌバネドリ雄の歓迎を受け、至近距離での撮影。赤い頭のズアカエボシゲラがいるとの声、今まで見たキツツキの中では一番大きく赤い頭が三角形で先に先にと飛びじっくり見ることが出来た。
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大木にオオツリスドリの巣が数十ぶら下がっている、さしずめオオツリスドリの住宅団地。ここの巣は有名で、自然関係のテレビでも紹介されており、繁殖時はダンスなど見えるため、次の撮影ためのステージ材料が山高く積まれていた。
トレイルに入ると見上げるような大木が立ち薄暗い、外に出てくると無花果の実を食べにニショクキムネオオハシ,ムナフチュウハシ,オオツリスドリやズアカエボシゲラがまだ木で餌を採っていた。
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食堂付近に帰ると、まだ見ていなかった頭に冠羽のあるチャバネテンニョゲラが餌を探して木々を移動しており撮影をしたが逆光で沢山写したがいいものは少なかった。
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シラガフタオタイランチョウや酔っ払ったように目の周りが赤いサカツラハグロドリが木に止まっており、ハト類も枝に止まりインコ類も木の実をたべている。真っ白なユキカザリドリ雄を探すがいない。ムジボウシミヤビゲラが木に止まっている。夕食を食べ宿舎に帰る道で、再度メガネフクロウがいないかと気にしながら車を進めたがいなかった。オオヨタカは今日も電灯側の境界柵に止まっていた。
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2月22日(5日目)ラ・セルバ保護区→サンホセ (走行距離85km)
今日も5時半から探鳥。ネッタイモリタイランチョウ等をみて保護区に行く。木の上にズグロイカルやハネビロノスリが止まる。オグロキヌバネドリ雄を目の前で見ていると雌も止まっていた。見ている側でイエミソサザイが動く、近くに巣が有るらしくその場を離れる。コオニキバシリが前の木を登っている。
ニショクキムネオオハシや2羽のムジボウシインコが木にぶら下がり求愛か嘴を合わせ止まっていた。食堂付近でのんびりと蝶やトンボや鳥を見ながらすごす。ホエザルの声、木にグリーンイグアナが休憩中、その手前で鳥が動く大型のオオハチクイモドキが4羽程止まっている。そのうち2羽がこちらに移動してくるが枝葉に邪魔されるが長く観察出来た。サザナミアリモズ雌が巣作り中か嘴に巣材を持ち近い所に出て来る。枝に止まるサカツラハグロドリ,ハシナガタイランチョウやフウキンチョウの仲間など数多く見ることが出来た。奥のトレイルに行った人たちはハバシトビを見ることが出来たそうだ。
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朝食後部屋に戻り近くで探鳥。キバシリ類やムシクイ類が動き回り、全身黒白で横縞のシマアリモズが冠羽を立てながら移動。ムジミソサザイが草の間から顔を出す。荷物をまとめるどころか部屋と外との往復であった。服を干しに外に出ると上空には東に向かって黒い帯のように何千羽と思われるコンドルが渡っていくのが見えた。
ラ・セルバ保護区に帰り昼食、その後付近で撮影。青色で綺麗なズグロミツドリ雄(雌は緑色)がシロオビカバイロタテハを待ち構え捕まえて食べてしまった。マミジロミツスイも花を見つけに動き回る。チャイロのバシリスクトカゲもいいポーズで出てくる。
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たくさんの鳥や昆虫を見ることが出来たOTS熱帯研究所のラ・セルバ保護区を後にしサンホセに向かって出発。途中私設のハチドリ園にて下車、狭い場所には緑が多く花枝の中途にピンクやムラサキの小さな花が咲いている。シロハラキミドリイカルも近くに飛んできた。天気も曇り空、しかしハチドリはワタボウシハチドリ,クロツノユウジョハチドリ等数は多くないが珍しいハチドリが出てくる。冠羽のあるクロツノユウジョハチドリは一瞬で大ボケの画像を残し飛び去った。ここは私設で、どこで来た人を見ているのか5ドル/一人を集金しにおじさんが来たのにはびっくりした。雨模様になり車でサンホセに向かって進む。来る時に見たコウモリハヤブサが同じ枯れ木に止まっていた。早めにサンホセに着き、今夜は日本食のレストランに行く。
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2月23日(6日目)サンホセ→サベグレ→サン・イシドロ(走行距離,185km)
今日は、ケツアールで有名なサベグレに行くため5時半の出発、サンホセは高度が蒜山位あり、中央山岳地帯を通り3100m付近まで上がるので寒さ対策をして行く。途中で休憩した場所では外に出るとやはり寒い。
サンホセ方面行きのバスを待つ人がたくさんいたが服装は軽装であった。霧が出る登り道路を車は進み3000m付近からサベグレ・マウンテン・ロッジ(約2200m)まで下る。熱帯雲霧林の木々には多くの着生直物や苔がついている。
最初に見たアボガドの木には実はなくケツアールもいない、。ここには欧米からの見物客も多く、ケツアール目当ての人が多い。
ホテルのそばを流れる川には鳥影なし、砂糖水のフィダーには時期が悪いのハチドリが少ない。
トレイルを進むとウスズミハナミツドリ,マミジロヤブフウキンチョウが良く見える場所に出て来た。オナガレンジャクモドキ,ナツフウキンチョウ等多くの鳥が出てくる。北米から越冬に来ている(クビワ,ノドアカ,ウイルソン等)アメリカムシクイが出てくるが小さい上に動きが速いので撮影は大変。
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ケツアールのポイントに行くがアボガドの実はたくさんあってもミヤマクロウタドリがいるだけ。カメラマンに聞くと早い時間には来ていたそうだ。先に行くのを止め付近で鳥見をした。ガイドに付いて行った人はケツアールを再度見ることが出来た。
川の水を利用した養魚場にはクロコンドルが2羽で木に止まっている。ミヤマヒタキモドキ,カオグロヒトリツグミ,サザナミフウキンチョウ等帰り道ではキバシミドリチュウハシがアボガドの実を食べ、イエミソサザイ,キイロミソサザイが木で餌採りをしていた。
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ロッジのフィーダーにハチドリが少ない理由は近くで地元カメラマンがフラッシュ撮影しているためだ。いなくなるとハチドリたちは飛んできた。上空をツバメトビが飛び綺麗だった。昼食までハチドリ,ホノオフウキンチョウ,ドングリキツツキ等を見る。
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昼食をとり12:40次の目的地サン・イシドロに向かう、主道路に出るため車をゆっくり登って行く、熱帯雲霧林に止まっていたミサゴが飛んで行ってしまった。主道路に出て南下、3100mの看板があるドライブインへ。オオアシシトド,アカエリシトドがいる。店の中に入りハチドリを見る、前に来た時より個体数が少ない。ここの目当てはヒノドハチドリだ、飛んで来るのを前から見ると虹色に輝いて見える。
車はさらに南下し濃い霧の中を降りていく、故障した車も止まって渋滞を起こしている。
サン・イシドロの町に着く頃は小降りになった。ズグロエンビタイランチョウを探しに草原前の道路で停車、今回の探鳥では初めて雨の中での鳥見。
しばらくすると長い飾り尾羽をヒラヒラさせて飛んできて電信柱に止まる。見ると少しの隙間に巣を作り抱卵中で雄も飛んできて木に止まる、草原にはキバラオオタイランチョウやオオハシカッコウもいる。
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宿舎に行く途中でもアカハシムナフチュウハシが数羽木の実を探していた。青い鳥コスタリカルリカザリドリがいないかと車を進めて今日の宿舎Tarari Mountain Lodgeに到着。
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探していたコスタリカカザリドリ雄が木の頂に止まっている。雨上がりで薄暗くなりかけていたが急いで下車。撮影はうまく出来なかったが十分堪能できた。宿舎周りも木々が茂り鳥の動く姿が見える。夕食時にはワライハヤブサのケラケラと鳴き声も聞こえる、夜空には満天の星が見える、明日を楽しみに眠りにつく。
2月24日(7日目)サンイシドロ→ロス・ゴシンゴス→サンホセ(走行距離:152km)
今日は快晴、6時よりロッジ敷地内を探索。コスタリカルリカザリドリが昨日と同じ木に止まっていた。写すが逆光でいまいち、その後三宅さんが良い写真を写す。
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期待していた小型のシンジュトビを探すがいない。ムシクイ類,タイランチョウ類,フウキンチョウ類等いろいろな鳥が出てくる。ミソサザイ類も草木の陰を動くので分かりにくい。キバラカラカラがオリーブタイランチョウに追われている。小さなオリーブヒメキツツキ(10cm)が巣穴か首を突っ込んだりしている。。枝にじっと止まるオオハシノスリ、昨日見たアカハシムナフチュウハシが飛んでいる。ツバメトビが上空を飛ぶ白黒の姿が映える、ハチクイモドキも木に止まる。シロビタイシマセゲラが木を突いている。オレンジマイコドリを探しに行く、薄暗い中からパチ,パチと羽の音が聞こえる。高速で羽ばたきした羽音だ、数羽はいるようだが明るいところに出てこない、
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朝食の食堂に餌台がありズグロミツドリ,ニシコシアカフウキンチョウやお目当てのウロコフウキンチョウが来ていた。食事が出来るまでに鳥が来たらカメラの前に飛んで行きまた戻るを繰り返し落ち着かない朝食になった。
弁当を持ち、次ぎのロス・クシンゴス野鳥保護区に出発、前日の草原にズグロエンビタイランチョウを見に行く。途中で車を止めてバックした時にオートバイと接触をしてしまった。お互いに被害も少なくて良かったが安全運転が必要だ。
保護区へは主道路から脇道へ入り土道を進む、到着後徒歩で中に入っていくとモルホチョウが飛びセミの声も聞える。小さな餌台にはウロコフウキンチョウ,キンズキンフウキンチョウ,ズグロミツドリ雄,雌来ていて撮影しやすい、林縁にハチクイモドキが止まる。
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クチバシの曲がったユミハシハチドリ、エメラルドカンムリハチドリ、珍しい冠羽のあるシロツノユウジョハチドリなどが花に来るので撮影。入り口付近で観察していたグループは、目の前の餌台にコンゴウクイナが飛び乗りバナナを持っていったのを見ることが出来た。
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帰りに川でクロツキヒメハエトリや電線に止まるクロコウチョウ等見ながら草原付近で下車、牧場の牛の側でアマサギが餌採りをしている。反対側の木に探し求めていたシンジュトビ(23cm)が止まっていると、後ろから興奮した声が聞える。体長は小さいがなんとか撮影した。近くの家の木にヒガシマキバドリが止まっていた。
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一路サンホセに向かって車を走らせる。高度が上がっていくと天気も悪くなってきた、途中鳥見でドライブインに立ち寄る。ここではズアカゴシキドリ,ウイルソンアメリカムシクイや生息範囲の狭くここでしか見られないオジロエメラルドハチドリを見る。いろいろな鳥が見えた旅行も終わりが近づいてきた、天候が変わりやすい中央山岳地帯を越えてコスタリカで最後の宿泊地サンホセのHotel
Bougainvillaに着いた。
ガイドの露木さんとも今日でお別れ、数多くの鳥が見られるようにガイドしてくださりご苦労様でした。機会があればまた宜しくお願いします。
2月25日(8日目)サンホセ→ダラズ
朝食の前にホテルの広い庭で最後の鳥見を行った。薄暗い中でバフムツグミ、クロコウウチョウがいる,木々の間を黄色のアメリカムシクイが動く、上空をインコの群れが飛んでいった。ここでの目当ては、竹林にいるスピックスコノハズクで2羽が仲良く止まっていた。庭の高台には泊り客が登り上から庭を見ていた。
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朝食を食べ、記念撮影後、空港へ出発。通勤途上の車があり少し渋滞気味であった。楽しかったコスタリカともお別れ、10時45分発アメリカン航空AA#2166でアメリカのダラスに出発した。
2月26ー27日(9ー10日目)ダラス−成田空港−羽田空港−岡山
ダラスで一泊後、空港へ。延泊する山田団長の見送りを受け空港内に入った。時間が来ても飛行機が来ていない、少し遅れるとのアナウンスがあり50分程度の遅れで成田に飛びたった。
熱帯の暖かい気候からロッキー山脈を越える頃は白銀の雪をかぶった山々が見え、バンクーバー付近は雲がかかっていた。今回2回目の徹夜で無事成田に2月27日15時頃少し遅れて到着した。
日本のニュースも耳に入らない鳥見だけの隔絶された旅行。なにごともなく無事に多くの鳥(240種程)を見ることが出来た楽しい旅だった。
終わりに今回の楽しい探鳥旅行を企画,実施してくださった山田団長に心からのお礼とご一緒した皆様方に感謝いたします。またいつか会えることを楽しみにしています。
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